このブログを検索

2016年1月28日木曜日

ESCMID Postgraduate Education Course 参加報告



宇野直輝助教が、欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID2nd Course on Principles of Molecular Microbiological Diagnosticsに参加してきました。

今回参加したのは微生物の分子生物学的診断についての研修で、世界各国から100名ほどの参加者があったとのことです。単なる講義だけではなく、ワークショップに多くの時間が充てられ活発なディスカッションが行われ、とても有意義な研修だったようです。

研修会場のあったオランダのマーストリヒトは、マース川沿いのオランダ最古の歴史ある町で、ベルギーとドイツの国境に接するリンブルグ州の州都です。初日の研修後にガイドによる町案内もありました。


2016年1月22日金曜日

Infectious Disease Research in Progress Seminar (ID-RiPS)

今週の火曜日に、医学部でID-RiPSという感染症の研究発表会が開催されました。
検査部では年に1回大学院生が自分の研究を発表しています。

発表時間は30分ですが、外国からの留学生を対象とした研究発表会のため、質疑応答も含めて全て英語です!

今年は、大学院生(臨床検査技師)の木村さんが川棚医療センターで調査したMRSA菌血症および皮膚・軟部組織感染症の臨床研究を発表しました。→論文はリンクを参照

準備期間が2週間と短かったのですが、英語での発表が初めてとは思えないぐらい落ち着いた上手なプレゼンテーションができていました。木村さんは4月にアムステルダムで開催される26th ECCMID(欧州臨床微生物感染症学会)でも発表予定です。

長崎大学病院検査部では、医師だけでなく臨床検査技師も研究を行っており、国内学会だけでなく国際学会でも積極的に発表をしています。

今後も当ブログでは学会発表についても報告していきます!


2016年1月20日水曜日

受賞報告

 賀来敬仁助教が、「アジスロマイシン予防投与による緑膿菌肺炎の重症化抑制」で第10回日本化学療法学会西日本支部支部長賞−基礎部門−を受賞しました。

 本表彰は、第63回日本化学療法学会西日本支部総会で発表された演題の中から審査によって選ばれ、プレゼンテーションも含めて最も点数の高かった発表におくられるものです。賀来敬仁助教は、第8回に続いて2回目の受賞となります。

 ちなみに、同賞は森永芳智先生(第4回、第6回)、山田康一先生(第6回)も受賞されています。また、検査技師では赤松紀彦主任臨床検査技師が活性化委員会特別賞を受賞しています。
 詳細→http://www.chemotherapy.or.jp/meeting/west_winners.html

 長崎大学病院検査部および大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学では、医師と臨床検査技師が協力して、臨床研究だけでなく、感染症、血液悪性腫瘍を軸としてさまざまな基礎的研究も行っています

 今後、研究内容についてホームページでも情報を発信していく予定です。ホームページ→http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kensa/department/activities.html
 臨床研究および基礎研究に興味のある方は、いつでもお問い合わせください。





2016年1月15日金曜日

鏡開き

今日は、検査部で鏡開きを行いました。
鏡開きは1月4日、11日、15日など地方によって日にちが異なるようです。

定番のおしるこも、程よい甘さで美味しかったのですが、今日の一番人気はこれでした!







ワッフルメーカーで焼いたお餅に、きなこや黒蜜、アイスクリームをのせて食べていました。個人的には、かつお節とお好みソースをのせたお好み焼き風のお餅が美味しかったです。

CLSI会議

 栁原克紀教授が、アメリカのアリゾナ州で開催されたCLSIの感染症・臨床微生物部門の会議に参加してきました。

CLSIはThe Clinical and Laboratory Standards Instituteの略で、各種検査の基準を決める会議です。感染症・臨床微生物の分野では、菌種だけでなく、薬剤感受性試験の結果(S. I. R.などのブレイクポイント)を臨床に提供しています。ブレイクポイントについては、ヨーロッパのEUCASTや日本化学療法学会の基準などもありますが、日本ではCLSIの基準を基いている施設が多いです。そのため、今回参加した会議は我々にとっても非常に重要なものです。

 会議では多くの参加者が発言できる雰囲気だったようで、特殊な新薬の評価をどうするのかということが最も熱心に討論されていたようです。


CLSIについて知りたい方は下のリンクからどうぞ。