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2016年9月12日月曜日

第7回長崎臨床検査Reversed-CPC研究会@佐世保

9月10日(土)に第7回長崎臨床検査Reversed-CPC(R-CPC)研究会を開催しました。

今回は、佐世保市総合医療センター(旧佐世保市立総合病院)での開催で、長崎市以外での開催は第4回の諌早総合病院以来です。初の県北開催ということもあり、初めて参加された方も多かったようです。

R-CPCの1症例目の担当は長崎大学病院で、バセドウ病未治療症例での感染症を契機とした甲状腺クリーゼの症例でした。甲状腺クリーゼの検査データをみる機会はほとんどないため、非常に勉強になる症例でした。また、2症例目は佐世保市総合医療センターが担当で、気腫性腎盂腎炎+DICの症例でした。検査データのみで重症感染症の病態を読み解く難しさもありましたが、こちらも大変有意義なディスカッションができたのではないでしょうか。

特別講演は、佐賀大学医学部臨床検査医学講座の末岡榮三郎先生をお招きし、「遺伝子診断の現在と未来」というタイトルで、サーキュレーションDNAなどを用いたこれからの遺伝子検査についてお話をしたいただきました。また、メディカルバイオバンクセンターなどの先進的な施設についても紹介していただき、大変勉強になりました。

次回は、2017年3月25日に長崎大学で第8回長崎臨床検査Reversed-CPC研究会を開催する予定です。詳細が決まりましたら、検査部のホームページFacebookでお知らせいたしますので、是非ご参加ください。
初めての方や研修医・学生も大歓迎です!


これまでのR-CPCの報告は→リンク